こんにちは、藤乃えみです。
投稿先を、募集ページが16ページだった別冊マーガレット(集英社)、花とゆめ(白泉社)、 LaLa(白泉社)に絞り、必要画材(投稿用のB4原稿用紙)もそろえましたので、早速漫画を描いていきます。
おそろしいことに、この時の私はプロット(お話の大体のあらすじ)もネーム(漫画の設計図みたいなもの)もよく知りません。
ちなみに『なるこう飼育部』を描いていた時のプロットとネームはこんな感じでした↓


プロットは、いらないコピー用紙の裏に思いつくままに、めっちゃ小さい字でセリフとか流れとか書いていき、空いたスペースにこれまた小さいネームを描いていきます。
ネームもA4コピー用紙を使い、1枚で見開きになるようにコマ割りしていきます。私はこの1ページ分をB4に拡大コピー(114%くらい)して、下絵(B4コピー用紙)のアタリにしていました。
特にコマの大きさなどはネームそのままです。
ついでに下絵(下描き)と、トレースでペン入れをした原稿用紙(完成)↓


アナログの時はこんな流れで原稿を描いていました。
今は全てデジタルで漫画を描く方が多いと思うので、需要はないかもしれませんが、ご参考までに。
こう振り返ってみると、私が一番悩んで苦しんだのはプロットでしたね。ネタ出しがつらかった。刻々と時間だけが過ぎていく中、何も思い浮かばなかった時の恐怖たるや…😱
話を戻しまして、投稿作です。
そんな漫画における重要なプロットもネームもない状態で、ざっくり、このページにはこれを描いてあれを描いてと頭で考えて、直接原稿用紙に下絵を描いていったわけです。
するとおそろしいことに、描きたい内容がたくさんあるのはわかるけど、結局何が一番言いたいの?という趣旨ブレブレの漫画が出来上がるんですね。でも本人そんなことには気付きません。
なんなら「結構上手く描けたんじゃない?」「これもしかして初投稿デビューしちゃうんじゃない?」くらいに思っていました。
でもみんな通る道ですよね。
…え?現役漫画家のみなさん思いましたよね?
「初投稿デビューしちゃうんじゃない?」って思いましたよね?
思ったよね?
ねえ?
思ったって言っていいんだよ?
…さて、次の記事では、その問題の、これまで持ち込み先の編集さん以外には誰にも見せていない投稿1作目を、当時のままここに載せようと思います。
勝手に処刑台にのぼっていくスタイルです。
ここまで読んでくださってありがとうございました✨